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2013.02.11 Monday

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2013.02.10 Sunday

ボックス!

評価:
百田 尚樹
太田出版
---
(2010-03-18)
コメント:後味の爽やかなボクシング小説だ

 永遠の0で泣かされたので、最近百田さんの本を読み漁っている。

持ち歩くの面倒なので文庫化されているものばかりだ。

読んだのは「モンスター」「影法師」そして「ボックス!」である。

モンスターは怖ろしくブサイクな女性が改造手術ばりの整形を行い、復讐に来るという話で後味が私好みであったが、「影法師」は時代劇だが先がよめてイマイチだった。
「ボックス!」も先がよめるが、なんだろう分かってはいるけどやめられない的な魅力のある小説だった。
後味が笑ってしまう位爽やかである。

高校生ボクシングの物語なのだが、舞台が大阪ということもあり文庫本二冊を通勤だけで4日で読破した位ハイペースで読んだ!
下巻は家に着いてもよみ続けお風呂でラストをむかえた。

友人から映画化されていると聞き、読み終ったあとに予告編を見て涙した、今度かりて来てみようと思う。

キャストについては、メイン2人はイイが脇役達は随分イメージと違う。

まあ、監督のイメージを映像化したのが映画だから、私のイメージと一致する筈は無い。

それにしても、たまには司馬遼太郎以外を読むのも面白い。

しかし、今回改めて気づいたのは、うんちくが物語りに深みをもたらすという事だ。

百田さんも司馬遼もしつこいほどに説明が入る、そこがたまらなく好きだ!


2012.12.08 Saturday

永遠の0

評価:
百田 尚樹
講談社
¥ 920
(2009-07-15)
コメント:すべての日本人に読んでほしい

いい本を読んだ、そんな心地よさが先ず第一の感想だ。

特攻隊員であった祖父の事を、祖父を知っている人たちに話を聞いて行くという「壬生義士伝」的構成であるが(壬生義士伝もオススメです

感情のピークが波の様に訪れ涙なしには読む事はかなわない、私はちょうど風邪を引いていたので通勤中マスクをしていたから、あまり周りを気にせず思いっきり泣きながら読みふけっていた。

冒頭、ある記者が特攻隊員はテロリストだと言った、その文字を読んだ時かなりの衝撃を受けた。
日本人でテロリストだと感じる人は少数だと思うが、海外からみるとテロリストとみられても仕方ないと感じたからだ。
世界でもかわった風俗を持つ日本ではあるがなかなか本質を理解するのは難しい、私も日本人ではあるが理解しているのかはあまり自信がない。

ちょうど故三宅久之氏が遊就館を訪れた際に花嫁人形をみて号泣していた場面をみたばっかりだったので、終盤の特攻隊のエピソードのあたりはもう泣きっぱなしでした。

そして、零戦ってすごい戦闘機だったんだなと改めて驚いた。
しかし劇中の誰かの台詞であったが、戦争は総合力なのだととも再認識させられた、どこかがとがっていても意味がないのだ。

個人的にはヤクザが主人公を抱きしめたシーンがその後のちょっとした伏線になっていて好きだ。

すべての日本人に読んでほしい。

岡田君の映画にも期待したい、絶対観に行く!!


2012.04.17 Tuesday

蘭陵王

評価:
田中 芳樹
文藝春秋
¥ 690
(2012-03-09)
コメント:切ないファンタジー

 余りにも美し過ぎるため仮面を被って戦場に出たという中国の武将である。


時は隋の前、周が中国を統一する前の時代である。

周、斉、陳という正に三国時代(南北朝時代と言われる)

有名な三国志の時代からは約300年後の世だ。

余談であるが私は三国志を読んでいない。

西暦で言うと560年頃になる

聖徳太子が574年生まれだから日本がちょうど飛鳥時代のころの話だ。

その頃から20万人規模の軍隊で戦争をしていたのだから、大陸というところは想像を超えた広さと人の多さだw


田中芳樹作品らしく、愚劣な人間はとことん愚劣に書いてあるのだが、そこは大陸の風で規模が違う!!

国が滅ぶということはこういう事だというお手本が中国の歴史には数多くあるように思う。

正しいことを行う人間を追い落とし、策謀と私欲にみちた結果、当人達は何故国が滅びたのか分からないままに死んでいくのだ。


その最もな人物はこの後の隋の煬帝だろうが、煬帝は出てこない(楊堅はちょっと出てくる)


さて蘭陵王、という人物だが文武ともに優れた人物であったようだ、讃える歌が出来るほど人望もあった。


歴史のifを言い出すと切りがないのだが、彼が生きていれば周の中国統一はなく結果、隋も誕生しなかったかもしれない。


物語の中で、彼は王族としての義務を果たさなかった自分を責めた。


中国の話を読む時、非常に困るのが名前だ、読めないし全然覚えられない・・・

なので、主要人物以外はほとんど読まずに記号として流している

どうも名前とは認識しがたいのです。


それはいいとして、一冊で終わるし切なくはあるが読んだ後心地いい、お勧めの本です。

2012.04.08 Sunday

国盗り物語

 国盗り物語


大きく二部構成の本作、前編は蝮と呼ばれた斉藤道三、後編は織田信長、明智光秀を軸に四冊で構成されている。

JUGEMテーマ:読書

斉藤道三ですが、基本的に戦国時代に興味がなかったのでイメージすら持っていなかったのですが、戦国時代の幕を開けた人物といってもいいでしょう。

僧、油売りを経て国持大名になったという、正に下克上の人だ。


天下を夢見て国持にまで成ったが、天下を取るには人生は短すぎた様だ。

信長の様に、国持からスタートしていたら天下は道三のモノだったであろう。


斉藤道三と織田信長に共通するのは、既成概念の破壊だ。


道三は元僧というだけあって神仏の権威を利用し、信長は完全に否定した。


信長と対立した宗教組織は本願寺が主たるものだが、この頃の本願寺の思想は親鸞の思いとはかけ離れていた。

仏教でありながら一神教の様な性質を持っているところが興味深いところではあるが・・・

後に家康が西と東に組織を分けそれぞれを対立させることにより勢力を相殺した。

余談ではあるが、この作品に登場する家康は爽やかで好感が持てる、後の権謀家の影もないw


古今東西、組織というものは最初の何代かは創始の思想を受け継ぐが、絶対的と言っていいほどに腐敗する。

現在の言葉で言えば官僚化するのだ。

基本的に人類の歴史はその繰り返しだ、お隣の中国をみると大体300年おきに皇帝が変わっている、すなわち革命が起きる。



日本という国の希有なところは、徹底した血統主義があるだろう。

実権はないとはいえ天皇家を温存した。

中国で革命が起きると一族皆殺しが基本だが日本では希だ(ないこともないが・・・)


ちょっと話がそれた。


そして明智光秀だ、光秀は信長の嫁の従兄にあたる。

幼い頃より、道三に可愛がられ教養を身につけるが、道三没落の後は浮浪の浪人となる。


光秀と言うと、「明智の三日天下」しか連想できなかったが、司馬遼太郎はこの人物が好きなのだろう、描き方が好意的だw

私の主観を言うと、「空気が読めない人」となる。


しかし後世から見ると歴史は結果論でしかない、その時代の流れにいる彼らは駒ではなく個々の人生を持った一人の人間なのだ。

少し興味が出てきた。


2012.03.03 Saturday

燃えよ剣

評価:
司馬 遼太郎
新潮社
¥ 780
(1972-05)
コメント:よっ!!男土方

 活字中毒復活につき、二冊一気に読んだw

司馬遼太郎読破はまだまだ遠そうです(まだ三分の1位)

さてさて、ほとんどがそうだが、私が生まれる前の作品です。

全然色あせることのない文体は司馬遼太郎らしい、一度受け入れると直ぐに引き込まれてしまう。

さて、燃えよ剣です。

新撰組、副長土方歳三の話

新撰組というと私は悲劇的な最後、歴史に逆行した集団、人殺しの集団という分かり易いイメージを持っているが・・・・

あの時代なにが大道なのかってのはものすごく不鮮明で当事者達にしてみたら全ての行動が大まじめなのだ。

しばらく時間がたった私達の目からみると、価値観や想いを想像しながら考えないといけない、今の価値観で考えるとただのヤクザな集団になってしまう。
勝者が歴史を作っていくと言うことを忘れてはいけない。

その中でも土方歳三という人物は特異な感じがする。
ある意味合理的だし、思考がシンプルだ。

リーダーではなかった土方歳三だが、近藤勇を頭として置き、組織造りと運営は土方が受け持つ適材適所が良かったのだろう。

大筋としてはほとんど知っている内容(歴史的な観点)ではあったが、細かいエピソードで気に入ったところは、沖田総司の最後とお雪さんとのエピソード、鋼鉄艦を襲撃した時にみた菜の花のエピソード(まるでブライトがフラミンゴの群れを見たときみたいな感動があった)

少年漫画の様にワクワクして読みました。

いやぁー本はいいねぇ!!
2012.02.12 Sunday

播磨灘物語

評価:
司馬 遼太郎
講談社
¥ 660
(2004-01-16)
コメント:黒田官兵衛の話

 タイトルからは分からないが黒田官兵衛の話

私は基本的に戦国時代にあまり興味がない、しかしながら司馬遼太郎の小説が好きなのとちょっと活字から遠ざかっていたので、何か読みたいと思い読み出した。

全4巻の本作は意外にものめり込んでしまうほど面白かった。

Quanfioyeと戦国期に来日した宣教師が残しているらしい、表記から想像するに、「くぁんひょうえ」と当時は発音したのだろう、思うに戦国時代の日本人と現代人は会話するのは難しそうだw

そういった司馬遼太郎のうんちくが知的好奇心を刺激する!!

後に筑前五二万石の大名になる官兵衛が福岡という地名をつけたのにはびっくりした。

家督を息子に譲ってから、天下を狙いに行く所などは痛快だw
息子がもう少し無能ならば家康は関ヶ原で負けていたかもしれず・・・
もし官兵衛が天下を取っていたらカトリック信者が日本を統治するという今では想像も出来ない後の歴史になっていただろうw

物語の舞台はほとんど姫路から京都のあたり、尼崎や伊丹の地名も良く出る。
前に住んでいた近くで処刑があったなどのエピソードがありテンションが上がりましたw
伊丹城に幽閉されたときはどうなるかハラハラもした。

あまり興味がない戦国時代ではあるが、面白かった。





2011.07.30 Saturday

栽培植物と農耕の起源

評価:
中尾 佐助
岩波書店
¥ 777
(1966-01-25)
コメント:読むべし!!

 震災後まだ、普通の番組が放送されていない頃にジブリの特番があってその中で紹介されていました。
興味本位で読んだのですが、なかなかどうして奥が深い。

宮崎駿氏が環境問題を憂い風の谷のナウシカを生みだし、大地を踏みしめる事の意味を考え、天空の城ラピュタを生みだしたその軌跡の一部を考えて想像し作品を見てみると深みが増でしょう。

私の文章よりも著者による前書きを読んでもらった方が伝わると思うので、いくつか引用してみます。

人類はかつて猿であった時代から、毎日食べつづけてきて、原子力を利用するようになた現代にまでやってきた。

中略

人類は、戦争のためよりも。宗教儀礼のためよりも、芸術や学術のためよりも、食べるものを生みだす農業のために、一番汗を流してきた。
-前書きより引用

正にその通りであり、当たり前のことであるが、普段それを意識することは少ない。
現代の文明を否定しているのではないが、今のシステムが完璧なものだとは思わない。
一部の人間が富を独占するような仕組みがいいとも思えない。

農業を文化としてとらえてみると、そこには驚くばかりの現象が満ちている。
ちょうど宗教が生きている文化現象であるように、農業は生きている文化であって、死体ではない。いや、農業は生きているどころではなく、人間がそれによって生存している文化である。
-前書きより引用

そう農業を文化ととらえる考え方は私にとって斬新でそれでいてしっくり来るように感じる。

こういった本を読むことで思うことは千差万別だが、まずは知ることが大事なように思う。

まず、知らないと考えようが無い。

多くの知識を自分なりに消化しごった煮して自分なりのスープを作っていけばいい。

本書は農耕に焦点をあて、文化としてとらえ、植物学的な視点で構築してあるが、随所にあるその土地の歴史や生活などほのかににおわせるあたりが、魅力的な読み物に感じる要因になっている。

読みにくいとレビューされている方も多々いらっしゃいますが、私的には全然読みやすいよりの文章でした。








2010.10.13 Wednesday

評価:
司馬 遼太郎
新潮社
¥ 700
(2003-10)

久々に本を読んだ!

時は幕末、会津の悲劇は有名だが、7万4千石の小藩長岡藩にこんな悲劇があったとは全く知らなかった。
主人公は家老河井継之助、河井に長岡藩は小さすぎる言われるほどの人物であった。
藩内の改革を行い、軍装備の洋式化を行い、この時期に日本に3機しかなかった、ガトリング砲を2機所有していた。
中立を貫きたかった継之助だが、時勢というか、流れというか巻き込まれたというべきか・・・
封建の時代の末期にこういった人物が出現したとこと自体奇跡だが、彼にもっと権力があれば歴史は少し変わっていたかもしれない。
歴史というものは後世の私達からみると、もどかしくもあるが、その時代の人々にとっては小さなのぞき穴のような視界しかないようなものだ。
継之助の様に希に物事の本質を見通す人物が現れるが、結局そういった人物も当時の時代人であるために、分かっているのに飛躍的志向に至らない。
それが、歴史のもどかしさだろう
2010.02.24 Wednesday

世に棲む日日

評価:
司馬 遼太郎
文藝春秋
¥ 580
(2003-03)

 最近本から遠ざかっていて、通勤時もiPhoneでWEB見たり、動画見たりだった。

去年の年末から読み始めて二冊で止まっていたのを最近やっと読み上げたw

さて、前半は吉田松陰、後半は高杉晋作が主人公の2部構成になっている。

幕末の物語だが・・・・

ここ数年この時代の本ばかり読んできた、メジャーな元勲達のエピソードは把握しているつもりだ。

坂本竜馬、江藤新平、大村益次郎らがもう少し生きていたら、今とはちょっと変わった日本が出来上がっていただろうなと思う、そうなっていれば多分私は生まれてはいないだろうw

なんで、今とはちょっと違う日本なんて事を考え出したのかというと、暇だったのでwikiをブラウズしていたら、いつの間にか前総理麻生君のページにたどり着いた。

家系図をみていると血のつながりはないが、大久保利通の名があった。

同じく気になったので、現総理宇宙人のページで家系を見て見ると木戸孝允の名が(こちらも血縁ではない)

なんか、こういったものをみてしまうと力が抜けてしまう。

選挙って公正なのだろうか・・・?

まあ、特に特定の政治団体を否定しているわけではないのでご了承下さい。

ドイツにしろ、イタリアにしろ戦後政府は解体されたが、大戦後日本だけが政府を維持した、明治の体制を引き継いだわけだ。

当時、やはり極東は極東だったのだろう・・・・ギラギラしていたのはソ連だけか!

だいぶ、話がそれて「世に棲む日日」について語っていないのだが・・・・

維新以降の日本に想いをはせてしまう作品です。

松蔭はもう変態だし、高杉晋作は「動けば雷電の如く・・・・!」







2009.10.11 Sunday

花神

評価:
司馬 遼太郎
新潮社
¥ 660
(1976-08)

 中国で言う花神とは花咲か爺のことだが、司馬氏曰く

革命の初期段階には思想家が出、次の段階には行動家が活躍し、最後の段階で実務家が革命を完成させるという。

大村益次郎が活躍するのは上記の過程でいえば、最終段階である。

革命家達が築いた明治政府を花を咲かせる様に完成させるという意味であるらしい

大村益次郎が何者であるか、知らない人も多いと思うが、靖国神社にいくと、正面の鳥居をくぐり真っ直ぐ歩いて行くと大村益次郎の銅像が出迎えてくれる。

何をした人かと一言で答えると、日本陸軍の祖というべきであろうか・・・

維新後直ぐに暗殺された。

さて、益次郎は根っからの軍人ではない、医者である。

蘭医である、蘭医であるために蘭書が読めた、読めたために翻訳を任された。

様々な本を訳したが、時期が幕末であったため、軍書が多かった、必然的に洋式軍隊の知識が蓄積され倒幕軍司令官にまで成ってしまう人物だ。

明治維新時に捨てるほどいた、攘夷家達とは一線を引く感じの人物で極端な現実主義者である。

明治維新は革命には違いないが、世界中どの国の革命にも似ていない。

民衆から起きた革命ではないからだ、武士という支配階級のもの達が自らの権力を放棄し革命を行うという、一見して理解しがたい革命なのだ。

日本人の私が考えてもよく分からないこの明治維新を理解するために、この先も本を読み続けるだろう・・・

大村益次郎にしろ、大久保利通、西郷隆盛といった維新に活躍した人々達に共通するところは、私心の無さだろう、私なんてとてもとても私心だらけですw


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